アルバイトの心構え
子育ての合間にアルバイトをしたいと考えている主婦の方が多い反面、望み通りの仕事を見つけるのが難しいといった悩みはよく聞かれます。
主婦が希望するアルバイトの形と、雇用側の募集するものに違いが生じているからです。
毎日決まった時間が確保できるならそう大変ではないのですが、できない人だといい職場が探せないことになります。
息子や娘が幼稚園か小学校などへ行っている時間だけ働こうと願っている主婦が多くを占めています。
それに、毎日ではなく、週3くらいのペースで働くのが好都合だと思っている人が多いようです。
子供が帰宅するまでに家に着ければ子供に不安を与えなくてもいいですし、1週間に3日程度なら家事への影響も少ないという訳です。
また、いきなりフルタイムでの勤務に不安を感じる人もいるかもしれません。
将来的に仕事をスタートするための用意として、アルバイトに取り組んでみようと思う人もいます。
このような点で、アルバイトに対しての主婦の見方と、雇用者としての企業の考え方に違いをもたらせているのです。
小さな子どもを抱えているというだけで、採用を見合わせるということも少ないことではないのです。
というのも、子どもの体調や学校の行事があるせいで急な休みが欲しいと言われても対応できないためです。
会社の立場になればそうするほかなかったのかもしれませんが、すべてがこのようでは主婦のアルバイトは不可能でしょう。
とりわけ、長期で勤めるアルバイトにはこの傾向がよく見られるとされています。
同じ年代の子どもを持つ近所の主婦を中心とした雇用をすると、同じタイミングで同時に休まれてしまうというリスクがあるのです。
さらに、長期の休みなど子供が言えにいると手助けがないという点も主婦のアルバイト就業の難しさを助長しています。